使用方法

ヒレ付きドリルビス「リーマフレキ」を使ってみよう!

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ヒレ付きドリルビス「リーマフレキ」を使ってみよう!

特殊なヒレの付いたドリルビス「リーマフレキ」

今回ご紹介するのは、木板や石膏ボードを留め付ける時に非常に便利な「リーマフレキ」です! ドリルビスは金属板にビス自体で下穴・タップを開けるので、事前の下穴開け作業が必要ありません。とっても便利なビスなので、その使用方法を説明します!

リーマフレキ1

■木材の取り付けにとっても便利!「リーマフレキ」

このリーマフレキというドリルビスは主に木板や石膏ボードを、金属板に留め付けるときに使用します。

木板などを留める時に普通のドリルビスを使ってしまうと、金属板にねじ込まれる前に、取り付け物(木板・石膏ボードなど)が浮いてきてしまいます。

さらに、電動ドライバーによる高速回転で木材が焦げてしまう可能性もあります。

ビス浮く

 

そこで登場するのが「リーマフレキ」

このヒレの部分が重要なんです。

ヒレが付いている

 

このヒレの部分を「リーマ」と言います。

このヒレによってが木部に穴を開けながらねじをねじ込んでいくので、取り付け物の“浮き”と“焦げ”を抑えることができるんです。

 

リーマ取付1

刃先と先端に付いたヒレ部分で木部に穴をあけていきます。

 

リーマ取付2

鋼板に当たると、先端部のヒレ部分が飛びます。

リーマ取付3

さらにこちらのビスにはフレキ加工と言われるギザギザ加工がビスの首下部分にされているので、木板や石膏ボードなどにドリルビス自体が皿座彫り加工を行い、表面が美しく仕上がるんです。

 

座彫り

写真は施工後にドリルビスを抜いた時の写真です。専用工具で皿座彫り加工をしたような仕上がりになっています!

 

 

リーマフレキ施工完了

リーマフレキの使い方

「リーマフレキ」のヒレの効果で取り付け物(今回は木板)が浮くことが少なく、皿座彫り加工効果でねじ頭の飛び出しと、木のバリが非常に少なく鋼板にもしっかりと締結され、とても綺麗な仕上がりになりました。

 

まとめ

職人さんの作業効率を上げるための工夫が施されたこちらのリーマフレキは、実は初心者にとっても使いやすいビスだったりします。ビスの先端が鋼板(鉄板)にあたるとヒレの部分が飛んで、木部のと下部鋼板をしっかりと締結してくれます。

こんなに使いやすいビスですが、ひとつだけ注意点があります。インパクトドライバーを使用した場合、先端ドリル部が鋼板を貫通したらものすごく軽く回ってしまい、そのままのトルクで締め付けると、簡単に頭が飛んでしまったり、破断してしまいます。鋼板を貫通したら最終締め付けを寸動で行うようにしてくださいね。(寸動とはインパクトドライバーを断続的に少しずつ回転させることを言います)※メーカーによってはインパクトドライバーの使用を推奨していないものもありますので、ご注意ください。

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